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2018.02.07

プロセスビルダーでバーコード読み取り機能を実現!

本日2月7日に「GrapeCity Barcode for Salesforce」(以下、GarpeCity Barcode)がバージョンアップしました。今回のバージョンアップにより、バーコード読み取りをプロセスビルダー、つまりコードを伴う開発の必要がなく、バーコードの読み取り機能を実現することが可能になります。

バーコードの読み取り機能でできることの詳細は前回記事をご覧ください。

前回記事でご紹介したイベントの出欠確認のユースケースを例に、同じ動作をプロセスビルダーを使って実現したいと思います。

1)ユースケースのシナリオ(イベントの出欠確認)

ユースケースのシナリオは以下になります。
  1. 参加証にあるQRコードを読み取る。参加証にはキャンペーンメンバーのIDをQRコード化したものを張り付けてあります。

    参加証
  2. QRコードから読み取ったキャンペーンメンバーのIDを使ってキャンペーンメンバーのレコードを取得する。
  3. 取得したキャンペーンメンバーレコードの「状況(Status)」を「出席」に更新する。

    キャンペーンメンバーが「出席」に更新されている
    キャンペーンメンバーが「出席」に更新されている

2)設定方法

プロセスビルダーを使った読み取り機能の設定方法は以下になります。

  1. 事前準備
    ご自身のセールスフォース環境にGrapeCity Barcodeをインストールします。
    AppExchangeサイトでGrapeCity Barcode for Salesforceを入手する
    また、読み取り操作を行うスマートフォン端末にGrapeCity Barcode専用モバイルアプリをインストールしてください。


    なお、プロセスビルダーを使った読み取り機能ではLightningコンポーネントを使用するため、ご自身のセールスフォース環境の「私のドメイン」を有効化する必要があります。

  2. 読み取り画面をモバイルナビゲーションに追加
    GrapeCity Barcodeをセールスフォース環境にインストールすると「GCBarcode Scanner」というLightningコンポーネントタブが作成されます。このタブが読み取り画面になります。

    「GCBarcode Scanner」Lightningコンポーネントタブ
    「GCBarcode Scanner」Lightningコンポーネントタブ

    このタブをモバイルナビゲーションに追加します。Salesforce classicの場合は[設定]-[モバイル管理]-[Salesforceナビゲーション]から追加できます。

    モバイルナビゲーションへ追加
    モバイルナビゲーションへ追加
  3. バーコードを読み取った後のプロセスルールの作成
    GrapeCity Barcodeをセールスフォース環境にインストールすると「BarcodeScanProcessRule」というカスタムメタデータ型が作成されます。このカスタムメタデータにバーコードを読み取った後のプロセスルールを規定します。例えば、「読み取った値からどのオブジェクトのどの項目とマッピングを行い、更新対象のレコードを取得するか」、や「更新処理で使用する項目はどれか」といったことを規定します。

    「BarcodeScanProcessRule」カスタムメタデータ型
    「BarcodeScanProcessRule」カスタムメタデータ型

    今回のユースケースでは、キャンペーンメンバーのIDをキーにマッピングを行い更新対象のレコードを取得します。更新処理は「状況」項目を「出席」に変更するだけなので更新処理で使用する他の項目はありません。[レコードの管理]をクリックし、さらに[新規]ボタンをクリックするとカスタムメタデータを新規作成する画面になります。以下のように設定します。

    表示ラベル キャンペーンメンバー
    BarcodeScanProcessRule名 CampaignMember
    BarcodeValueMapping CampaignMember .Id

    表示ラベルとBarcodeScanProcessRule名は任意の値でかまいません。BarcodeValueMappingはオブジェクトも含んだAPI名を指定する必要があり、キャンペーンメンバーIDの場合は上記のようになります。

    BarcodeScanProcessRuleの設定
    BarcodeScanProcessRuleの設定

    BarcodeScanProcessRuleの詳細についてはこちらのオンラインヘルプをご参照くさい。
    オンラインヘルプでBarcodeScanProcessRuleの詳細をみる

  4. プロセスビルダーを作成する
    GrapeCity Barcodeをセールスフォース環境にインストールすると「BarcodeScanResult」というカスタムオブジェクトが作成されます。「GCBarcode Scanner」Lightningコンポーネントタブで読み取りを実行すると「BarcodeScanProcessRule」で規定した設定に従って「BarcodeScanResult」オブジェクトにレコードが作成されます。

    BarcodeScanResultの詳細についてはこちらのオンラインヘルプをご参照くさい。
    オンラインヘルプでBarcodeScanResultの詳細をみる。

    プロセスビルダーでは、「BarcodeScanResult」オブジェクトにレコードが作成されたことをトリガーとして、実際に行いたい動作を規定します。今回のユースケースであれば、オブジェクト作成をトリガーとしたキャンペーンメンバーの状況を「出席」に変更するプルセスビルダーを作成します。

    まず、プロセスを開始するタイミングを「BarcodeScanResult」オブジェクトにレコードが作成されたタイミングに指定します。

    プロセスを開始するタイミング
    プロセスを開始するタイミング

    次に、条件分岐には「BarcodeScanResult」オブジェクトに作成されたレコードの対象となるオブジェクトの判定を行います。今回のケースではキャンペーンメンバーのレコードが作成されたときにTRUEになるように条件を指定します。

    「BarcodeScanResult」オブジェクトのSObjectTypeNameに対象となるオブジェクトのAPI名が入りますのでそれを条件に指定します。

    項目 [gcbc__ BarcodeScanResult__c]. gcbc__ SObjectTypeName __c
    演算子 次の文字列と一致
    種別 文字列
    CampaignMember
    条件分岐
    条件分岐

    最後に、ルール適用時のアクションにはレコードを更新する動作を指定します。今回のケースではバーコードから読み取ったキャンペーンメンバーIDをもつレコードの状況(Status)を「出席」に更新します。更新処理はGrapecity Barcodeをインストールすると作成される「Update SObject Field Value」Apexクラスを使用します。

    Update SObject Field Valueの詳細についてはこちらのオンラインヘルプをご参照くさい。
    オンラインヘルプでUpdate SObject Field Valueの詳細をみる。

    「Update SObject Field Value」Apexクラスの変数には以下を指定します。

    項目 種別
    fieldName 文字列 Status
    fieldValue 文字列 出席
    sObjectId 数式 [gcbc__ BarcodeScanResult__c]. gcbc__ SObjectTypeName __c
    ルール適用時のアクション
    ルール適用時のアクション

    以上で設定は完了です。

3)動作確認

それでは、実際の動作を見てみましょう。

まず、スマートフォン端末にインストールしたGrapeCity Barcode専用アプリを起動します。
次に、「GCBarcode Scanner」タブをタップします。すると読みり画面が起動しますので、バーコードにかざします。

「GCBarcode Scanner」タブで読み取り
「GCBarcode Scanner」タブで読み取り

では、キャンペーンページを開き、更新されているか確認してみます。

キャンペーンページ
キャンペーンページ

きちんと更新されました。

まとめ

バーコードの読み取り機能を、コードを伴う開発の必要がなく実現することができました。今回の例では、キャンペーンメンバーオブジェクトと連携しましたが、その他の標準オブジェクトやカスタムオブジェクトとも連携することができます。

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